凄まじい一週間でしたね。皆さんがダメージを食らっていない事を祈るばかりです。日銀については、発言の修正もあり、しばらくは相場の注目からそれると見ています。そして、先週幾分か景気後退懸念が和らいだ。月曜日のISM非製造業の数字や失業保険の申請が景気の良さを示唆したことから、幾分か懸念が和らいだ感がある。
ただ、現在においても、雑音が多く、大きく買いや売りを入れるのが現状難しい状況です。為替も円高へ大きく振れる可能性があり、日本人としてはここも同時に考慮が必要です。
現状、大統領選挙含めこの先への懸念もかなりしないといけない状況でもあり、大きく資金を動かすタイミングではないと判断しています。節目の数値を見極めたり、経済指標のタイミングにトレードを絞ることで、ギザギザ相場で損を繰り返さないように、トレードの数を減らしてご注意ください。恐怖強欲指数は「極端な恐怖」を示しており、通常ならば買いと言いたいところですが、景気後退となると大きなテーマで、その指数が一桁まで下落することもあります。市場が繊細に新しい材料に反応する気配もあり、しばらくは急変の可能性も頭に入れながら対峙することが必要になってきそうです。
そして、米大統領選に向け、二番底があるものと想定しています。
恐怖強欲指数(https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed)
次に今週の注目経済指標。池田伸太郎氏のツイートを参考にしながら。
今週の注目は火曜日の米PPI。水曜日の米CPI。木曜日の米失業保険申請数(毎週)。今は失業率に市場が敏感なので、いつも見てきた物価の指標に加え、失業保険の動向も逐次確認していかないといけない。物価指標は下がっていれば利下げに弾みがつく。ただ、短期的に利下げが即株高につながるかというと、これは歴史的に微妙なようだ。
それでは次に各チャートの動き。まず長期金利から。
長期金利は先週上昇基調で推移。下抜けしたトレンドラインの下限がレジサポラインで機能することも想定。下落トレンドへの転換はしていると思う。
それでは各インデックス。
SP500
今週はザラ場上昇した日が多く、月曜日に大きく落とした指数を金曜日にかけてほぼ先週の水準に戻している。ただ、雇用統計発表で下げる前の水準にはまだ距離があり、ここまで戻せば一旦空売りが焼かれ大きく伸びそうな気もする。
NASDAQ100
SP500と似ているが、より戻りの勢いがあり、前回の雇用統計の水準までもう少しで到達しそう。週前半にも勢いよく反騰する場面があるかもしれない。
NYダウ
弱めのダブルトップからの急降下という値動きで、ここからもあまり強い上昇はしばらく期待できないかもしれないという印象が強い値動き。
日経平均
日経平均が30,500円まで落ちてきたとき、利上げ、円高、米景気後退下での日経平均の本当の適正価格はいくらかとしばらく考え込んでしまい、2万円台中盤も十分あり得ると考えて、大きくは買いを入れなかった。ただ、円高恩恵などを考えスシロー株を買った。現在地の35,648円という数字はなんとも微妙。ただ、そんなに積極的に上に行く金融環境でもない気はする。
インドNIFTY50
世界的な株安もあってやや苦戦の様相だが、前回総選挙時のパニック価格を下回ることはなく反転上昇しており、やはり強いという印象。
VIX
歴史的な急上昇を見せて、ゆっくり下がる。これだけを見れば上昇の予兆。
今週は以上です。
なお、本ブログでは経済指標を見て投資を行っていますが、以下のJFX株式会社の口座を開設すると提供してもらえるロイター経済指標速報が私の知る限り最速です。CPIや雇用統計等、注目指標で株価は動きます。誰よりも早い行動が誰よりも利益を生み出しますので、指標を早く知りたい方は無料で登録をお勧めします。
★ちなみに、早く正確な情報と、それを正しく判断できる心身の健全性がいいトレードを生むと思います。
コメント