今週のアイキャッチ画像、タイトルは「最前線で戦わされるプーチン」です。先週の注目は米の水曜日のCPIからの怒涛の同日FOMC、そして木曜日のPPI。日本株では金曜日の政策決定会合ですね。CPIは少しですが、予想以上のインフレ鈍化が見られ、株(NASDAQ100のこと。後述しますが、今は指数ごとの差が広がっています)はこれを好感し大きく上げました。その後のFOMCでは、ややタカ派なないようであったために少し株安。しかし、その後も上下ありながらも金曜日まで上昇を継続。
一方で日経平均は、金曜に日銀政策決定会合があり、予想よりはややハト派よりの内容であったことから私も即時ロングで買いを入れたのですが、上昇力弱く、撤退。日経平均の場合、壁を上に突破するには信用売り残(空売り)が相当にたまっていないと難しいのではないかと思いました。
なんやかんやで4/19の現物大量買いは今のところ奏功。しっかり握って変更なし、但し大統領選挙等の押し目の対応は考えないといけません。
今週、全般として、現状上昇が強くなることも、下落に反転することも兆候としてははっきり見えず、CFDの短期売買は様子見が賢明と判断しています。
気になるのは、騰落率が相変わらず低い(この上昇相場の特徴でもある)上、一部のけん引する銘柄は強力に上げている状況で、かつ、恐怖強欲指数(https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed)はかなり低い位置に納まっている事です。通常、騰落率の低い上昇は長続きしないと言われますが、こと今回の相場は一部の銘柄にしか恩恵が見えないAIブームであるせいか、長期でも低調な中、今はさらに下げています。しかし、恐怖強欲指数は既に38であり、いつもならここからのパニック、とはならない状況です。ありそうなシナリオは下落の循環。今あげまくっている銘柄にも、短期ながら下落が波及してくるのかな、というところか。しかし、現状なんとも判断しかねます。次の明確な流れをつかめるように、軽挙を厳に慎みつつ、しっかり状況の推移を見極めたいところ。
次に各チャートの動き。まず長期金利から。
長期金利は今週は株の動きと正常に逆相関の動きを見せ、下落トレンドを形成。このまま下げてくれればというところ。FOMCでの利下げ遠のきも特に大きな影響はなかった。
次に今週の注目経済指標。池田伸太郎殿のツイートを参考に。
今週は火曜日に米小売売上高の経済指標発表があるぐらいで、特に指標もなく、小動きか、方向性のない動きを見せる可能性が高い。そういう時はあまりテクニカルも効かないので、CFDはしない方が無難か。
それでは各インデックス。
SP500
強い値動きでトレンドの上限近くに張り付いている。だからといって下落する兆候というわけでもないので、しばらくはロングポジであれば見守るほかない。
NASDAQ100
先週と判断変わらず。SP500と形状は近いが、こちらはより強い感じ。チャートだけ見ていると、トレンド転換の気配は微塵もない。
NYダウ
先の指数に比べればかなり弱い。今、直近安値を下へ抜けるか試しつつあるので、ここでどうなるかは一つ焦点。抜ければ他の指数へも悪影響が考えられるし、反発すればダブルボトムな感じになって上昇していく公算もある。
日経平均 かつてのバブル最高値付近に張り付いているが、金曜日に特に先物のほうで下げて終わっており、一旦調整かもしれない。とはいえ、まだ何とも言えない状況。
インドNIFTY50 選挙日の株価高騰のあたりまで指数が戻ってきている。ここでしっかり突破してくれたらしばらくは安心してみていられるか。多分上に抜けるんじゃないかな、と思う。直近暴落日に買い増し、現物長期保有。
VIX 最低値付近をうろちょろ。逆に言えば恐怖強欲指数と違って伸びしろがあるということだが、それはすぐにVIXが上がることを意味しない。
今週は以上です。
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