2022年8月第2週(8/8-8/12)の投資判断について(日経平均・NASDAQ)

昨日掲載の「先週の振り返り」に引き続き、ここでは今週の投資方針について述べる。

【結論】

①日経平均株価:空売りを続行。終値ベース28,300を撤退ラインとする。

②米国株NASDAQ:強い動きであることや、強烈な売りが出にくい状況であること、トレンドラインの上限に達しつつあることを鑑み、買い。押し目買いを狙う。

【概況】

①日経平均株価

日経平均は金曜日の終値で28,175まで上昇。これは3/29、6/9に迫る高値であり、

52週移動平均線である27,813円も週足ベースで超えてきている。これは、純粋にチャートで見れば、高値に向けたブレイクとみてもいい動きである。極めて冷や汗である。

しかし、一方で騰落レシオは、

122.82(超買われ過ぎ水準)まで依然高騰を続けており、空売り比率は41.9%と直近の推移から行くと低い。

日経平均の過去の値動きから見ても、こういうテクニカル上の上方ブレイクのようなものを見せてから急激に下げるということが多く、ここから強烈な上昇というのはやはり考えにくいのではないかとみている。

日本経済がヨコヨコであるのと同じく、日経平均もまた、米国株や為替のバイアスを受けながら、基本的にはヨコヨコなのである。と、クールさを装いつつ、筋トレにて気持ちを和らげる日々が続く。

②NASDAQ

ご覧の通り、7月の中盤以降、上昇トレンドをより急角度にして上昇を継続中である。

NASDAQ100に関しても基本的に同じ判断であるが、先週の雇用統計など、利上げを強く後押しする材料が現れても、勢いが衰える様子はない。

先週はFRB理事から、株高に対する警戒のコメントが相次いで出たにもかかわらず、株価は上昇を続けた。米国の中間選挙が11/8に控えており、ここからちょうど3か月後。現与党の民主党に少しでも有利な状況を作るため、株高を演出するのではないかという観測もある。

現行の角度が強くなったトレンドラインでも既に上限にぶつかっていることから、一時的には下げる可能性が高いとみており、いきなり大量に買い込むのではなく、ある程度分割して大きく買うこととする。

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