今週のアイキャッチ画像はこれしかないでしょう。良くも悪くも、ですが。
先週は、木曜日のCPIが予想以上に弱含む内容で、これだけ見れば株は上だったのですが、結果的にはNASDAQ100は2%ほどのマイナスというどえらい結果になりました。正直、発表までの行き足が上で調子よく上げすぎたのも一因である一方、ラッセル2000への資金の移動という側面もある。それにしても、金利の低下で恩恵を受けるのはラッセルもNASDAQも同じなのにこれほど極端な動きになるのは少し意地悪な感じがしないでもない。そして、週末にはトランプ前大統領の襲撃事件。一時的かどうかは不明だが、世論がトランプ支持へ傾く気配があるらしい。
トランプは公約として関税を使って自国産業を守る方針を掲げており、これは物価の高騰へつながる。金利見通しとしては厳しい。これだけ見れば株へは悪材料。一方で、大統領選の結果が明白で波乱がない場合は株は堅調らしいが、何せトランプなのでそうもいかない気はする。
あとは、日米為替相場について、日米金利差の縮小がこれから始まると思うので、現在の強円安は是正されていくのではないか、と思う。
現在本業が忙しすぎることもあり、なかなか短期のトレードはできていませんが、先週のCPIはぶっちゃけ少しロングエントリーしてやられました。今週は、もしかしたら何もしないかも。
中長期投資分については、一部の利確を検討。恐怖強欲指数は一応強欲に差し掛かっているが、傾きは弱くまだほぼ中立と言っていい。
恐怖強欲指数(https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed)
次に今週の注目経済指標。火曜日の米小売売上高、水曜日の米住宅着工件数。いずれも注目度はそこそこながら、大きく予想外の数字が出れば相場は急変動の可能性が高い。今のところは、経済が強ければ株価へは下押し圧力となるだろう。
それでは次に各チャートの動き。まず長期金利から。
長期金利はしっかりと下落を続行した。ただ、目先トレンドライン下限に至っており、ここから反騰の可能性を頭に入れておく必要がある
それでは各インデックス。
SP500
ふわりふわりと上昇。下落を開始する様子は今のところ見当たらない。
NASDAQ100
木曜日の大きな陰線に注目。ただ、CPIが下がったことについて、NASDAQが売られるいわれはない。下落理由は先述の通り、一時的なものではないかと思う。ただし、他の材料が追い打ちをかける可能性は警戒しなければならないが。
NYダウ
長らく新高値に向けては足踏みしていたがこのほど新高値を付けた。ただ、他の米株2指標に比べると動きは弱い。
日経平均
新高値を付けてから水曜日には一日に1000円近く上昇し、そこからその上昇をほぼ否定する形で下落。その意地悪さこそ日経平均。そして大半の個人投資家を捕まえて下げ続けるのがいつものセオリー。
インドNIFTY50
いい感じの上昇トレンド。SP500にも似た、心地よい上昇を見せる。いわゆるゴルディロックス。
VIX
引き続き底を這う動き。VIXをチャート分析するのは無意味と言われるが、このチャートを見るとなんともカチあげる時が間もなくやってきそうに感じる。
今週は以上です。
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