今週のアイキャッチ画像は「トランプ前大統領とバイデン大統領がボクシング対決」です。ただ、この対決は実現しない公算が高そう。
さて先週は、ほぼ一貫した下げ相場。要因としては
・何より一定の高値トレンドラインへ到達したこと
・トランプ氏のTSMCやドル円為替相場に対する舌禍
・ASMLの決算ミス
・クラウドストライク起因の大規模障害
などが重なった結果と思われます。経済指標は今週あまり株価へ影響を与えませんでした。結局先週調子よかったラッセルやNYダウも週後半にかけて下落しています。
ただこれらの材料の影響は来週までは引っ張らないかなと思う。TSMCの決算も良好であったし(こんな状況だったのでそれを材料に反騰は広がらなかったが)、今週どこかでいくらか戻すのでは?という感覚ではあります。ただし、次には金利の動向が短期的に不穏なので、下落基調の値動きが続くことも想定。それも来週の出来事次第ではありますが。バイデン大統領の選挙撤退が相場にどこまで影響を見せるかは、その展開も含め未知数な部分があります。
中長期の投資については、先週の頭ぐらいで3割ほどを売却(米国テック株トップ20)。貯蓄してきた現金とともに「来るべきその時」に備える。
CFDに関しては、先週主にショートで利益を出せた。しかし来週もショートで調子よく利益が出るかはまた別の話。下落が続いたので、次は反騰がいつかに注意を払う。先週以上にエントリーは注意して、その数を減らしたい。
恐怖強欲指数(https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed)
次に今週の注目経済指標。池田伸太郎氏のツイートを参考にしながら
今週の注目は木曜日の米GDP、そして金曜日の米PCE。これらで、米国経済の強さと物価の落ち着き具合を確認することになるだろう。
それでは次に各チャートの動き。まず長期金利から。
長期金利はしばらくトレンドラインの底を這っていたが、後半にかけまた上昇の気配を見せている。これが連騰し続けると株価に下押し圧力がかかる。そういう意味でも株価がちょっとの反騰を挟みつつ、下落基調が続くことを想定せずにはいられない。
それでは各インデックス。
SP500
株価はトレンドラインから外れ、25日線を割った。いつかはこうなると思っていたが、こうなると4月いらい数か月ぶりの調整を想定する状況。来週はトレンドラインの復帰を試す展開も想定されるので、ショートならそこで跳ね返されるのを確認してから入るのも一つの作戦だろう。
NASDAQ100
SP500と似ているが、こちらはより下落の勢いが強く、50日線の手前まで下げている。昨年11月の底値と、今年4月の調整の底値を結んだ青線が、ほぼ100日線の位置に近いところに位置しており、下落が続く悪い想定の一つの戻り目安ではある。そこまですぐにいかない可能性が高いと見ているが。これもトレンドライン復帰を試して跳ね返されればショートのチャンスかなと思う。
NYダウ
調子よく値を上げていたが、週後半は下落を避けられなかった。間近に迫っている黒線は以前の高値(新高値)であり、ここを割り込むかどうかは直近の節目だろう。
日経平均
やはりというか、個人投資家たちの買いをしっかり捕まえて下がっている。次の節目は40,000円の大台を割るかと、その次は39300-39200付近。来週そこまではいきそうな気もする。
インドNIFTY50
金曜日は大きめに下げたものの、今まで見て来たインデックスに比べれば随分マシである。
VIX
上昇基調。ただ金曜日のローソクは何かのバグではないかと思われる。
今週は以上です。
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