今週は最初に結論を言うと現状方向性出にくいかなと思います。
先週のジャクソンホールで会議ではパウエル議長が利下げを明言しましたが、一方で、雇用の冷え込みが2019年水準まで来ていると言いました。本当ならその時政策金利は1.75まで下げたので、それに近い対応が必要かもしれません。今は5.25あたりなので大幅利下げですね。前回のFOMCでは「余裕ぶっこいていた」はずなのに、えらい方向転換だなと思います。9/6の雇用統計は利下げの度合いを決定付けることもあり結果次第で良くも悪くも大きな節目になるでしょう。0.5だと株価は下落。0.25だと株価は堅調に推移するのではないかと思います。
一方で、木曜日早朝のNVIDIA決算の影響は大きいでしょう。ちなみに、ちょっと今のチャートを見てみると↓
今までは期待で上昇してきて、決算もよかったものの一旦下げてからまた上げるという挙動でしたが、今回は株価が8月初旬の下落から戻り途中であり、そんなに高い位置にいない。きっちり予想以上の数値を出してくれば上昇するのではないかと思います。ただ逆に予想を下回ってくるとなかなか指数やNVDIA個別の株価にとっては厳しい状況が待ち受けている可能性が高そうです。結果次第なので冷静に見ましょう。それまでは気持ちよく上昇しても、下落しても、方向感ない公算が高い。
そして、米大統領選に向け、二番底があるものと想定しています。
恐怖強欲指数(https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed)
次に今週の注目経済指標。池田伸太郎氏のツイートを参考にしながら。
今週の注目は先述の木曜日朝のNVIDIA、同日の失業保険申請。そして金曜日の米PCEも。
それでは次に各チャートの動き。まず長期金利から。
一応は下落基調ながら、急反騰しても納得がいく形勢でもあり、かつ、6月頃から0.8も下げているので、ちょっと下げ過ぎではという気もする。これもNVIDIA決算をもとに景気を占って動くかというところ。ただ既に景気後退を想定した動きにはなっている。
それでは各インデックス。
SP500
新高値目前。新高値を出すと短期間でも調子づく可能性があり、そこは意識しておきたい。ただ、こういう形勢で新高値をつけてから暴落したことは過去にもある。
NASDAQ100
SP500と違い、戻りが弱い。半導体銘柄の上昇が弱い。これもNVIDIAの決算のハードルをやや下げているように感じる。
NYダウ
三度目の正直で新高値突破を伺う形勢。突破の可能性が少しだけ高いか。ただ、カップウィズハンドル形成でもない感じで、あんまりきれいではない。それでも超えてきたら調子づくではないかという気はする。
日経平均
ややNASDAQに近い形勢。米株次第か。ただ、金曜日の都区部CPIは数値次第で株価に影響ありそう。そんなにインフレが高進するとは思われていないようだが。
インドNIFTY50
SP500と同じ感じ。
VIX
平穏に戻っている
今週は以上です。
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