先週の投資を振り返る。少し長いが先週の日経平均とNASDAQ100の判断と結果は以下の通り。
「投資判断:週間での下落を見込むが、6月安値を割るにあたり一旦反発するか断定しかねる。
そのため、一旦売りを利確し、安値を割るか、SP500、NASDAQ、NASDAQ100の三つの指標(特にSP500)を日足終値ベースで確認。
明確に安値を割れば再度売りポジションをとる。反発する場合、トレンドライン上限12,200付近までの上昇は可能性があり、その場合は利確した売りの含み益を持って買建タワーを解体し、下落に備える。」
結果:大した反発もせずに下落し、木曜日に三指数ともに6月の安値を割り込んだ。事前の計画通り木曜日まで空売りを行ったが、金曜日ザラ場での一時的な上昇(債権とほぼ同時の動きだったので、23時の債権が震源か。)により、その日PCE発表直後にエントリーした空売りを損切せざるを得なくなった。しかしその後引けにかけて下落。
最終的にNASDAQ100は11,000の大台を日足、週足ともに割ることとなった。
この中において、今週は10万円ほどの含み益を木曜日終わり時点で確保しており、PCEの上振れを確認した時点で買建タワーは13→11買建まで解体。
同時にすぐさま空売りを入れたが、その後急騰し、担がれてしまう。しかもその損切タイミングを頂点に下落を開始し、底からの動きに対する考えがまとまらず、少し買ったり売ったりと半端な動きに終始。
先週から比べれば、買建のタワーは解体が進み、かつ証拠金は横ばいだったので、まあそこまで悪くはないわけだが、不細工なトレードとなったことは反省が大きい。
今回、反省すべきは、金曜日空売り撤退のタイミングが悪すぎたことだろう。木曜日の統計(GDPや失業保険)でも、経済の強さが出たことで最初は下げ、そして何故か上がったのち、ザラ場では後半(私が寝てから)下落。
個々の反応がどうであれ、真逆へ動くならさっさと逃げるべきだっただろうし、順当に動くとしても、せめて同値撤退の逆指値が最低限必要であった。たとえ手数料だけ取られて放り出された後に、思い通りの動きを見せたとしてもだ。その時の私はそれを恐れていた。損することを何よりも避けなければならない。
そして、放り出された後は何もしなくても別にいいわけだ。基本的にトレード回数が増えれば増えるほど、損失が増える傾向にある(SBIのCFDは手数料が高くなおのことといったところだが)。
そしてこういうときに地味に効いてくるのは買いで捕まっている事である。こちらが迷ったり、何もしないという選択肢をとっている間も、捕まっている買いは下落が続く限り手堅く赤字を生産し続ける。正直相当な授業料を払ったように思う。今のところは含み益だけを投入し、買建タワーの解体に既に20-30万円は投じている。
ちなみに先週後半は景気が強いという内容のニュースに対し発表直後の動きが鈍かった。このような動きは、6月の底値や8月の天井でもあった、反転前の「株価をトレンド方向で動かすニュースの効き目が薄まりつつある」という反応に似ていて、上昇への警戒も必要な場面。そのようなことも想定しておくのは大事だが、結局のところ、おそらく下落の続行であるようだ。(この先は投資判断のページへ譲る)。
今後、より一層の損切を覚悟せねばなるまい。テクニカルもファンダメンタルもイベントも、全ての状況が悪い。
②日経平均株価
投資判断:為替介入により、円安に歯止めがかかるとの観測から金曜日先物の価格26,400からさらに下落の可能性は高い。但し、米株に比べると為替が大きく絡む分複雑なため、何もしない。
結果:大きく下落し、26,000の大台を割り込む。
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