【振り返り】2022年10月第2週(10/3-10/7)の投資判断について(日経平均株価 ・ NASDAQ100  )CFD

今週の投資判断は以下の通り。

①米国株 NASDAQ100

投資判断:引き続き下落を見込む。買いと同数の空売りは持続的に行い、要所で更なる売り増しと利確を適宜加えることで、証拠金の積み増しを図る。今のところ兆候すら見えないものの、上昇に転じる可能性は最後の最後まで念頭に置く。

結果

週前半は一時的かつ、大きめの上昇を見せた。週後半にかけ、大きく下落し、ほぼ値を消したが先週終値から若干の上昇。よって週頭の予想は外れたといっていい。

実際のトレードがどうだったかというと、統計の結果が弱かった事、そしてもう一つ大きな要素(後述)と、10月の上昇というセオリーから、月曜日の取引開始前に急遽ショートを損切して買いに転じ、そこで出した利益を持って買建タワーの解体にいそしんだ(11買建→7買建)。

こういう判断の変更、ツイッターでは日々発信しているが、今後ブログでも、やや細かめに出していくようにしたい。

大事なのは、メインのシナリオ、そしてそれが外れた場合も視野に、「流れについていく」ことが重要で、「上昇に転じることを念頭に置く」ことで、今回はそれが成功した。結果的には売りで捕まっている部分を大きく逃がせたのでとてもありがたかった。

その後、木曜日の統計で株価はグラグラし始め、金曜日の雇用統計で下落の流れは決定的となった。

この点に関してもなんとか売りで流れに乗れた。

②日経平均株価

投資判断:円安は為替介入という大きな節目を迎えている。円安クッションを失った株価は、世界的な地合いに合わせて下落する可能性が高いが、すでにそこそこ下落しており、何もしない。

結果

週足では大きな上昇となった。9月の天井(30,700円)から延びるる、チャート上黒で引いている線がギリギリ支えたように見える。NASDAQ100とともに予想は外れ。

但し、9/22の日銀為替介入(十字引いてるとこ)以後、トレンドが変わっている可能性あり。 円安バリアに変化が生じたことで、緩やかな上昇トレンドが崩れた。去年9月の天井から伸びる線にギリ支えられたようにも見えるが、転落の可能性が出て来ている。

所見

先に相場の転換(今回本当に短い時間だったが)を当てるに重要な要素と言った事について。

それは、様々なインフルエンサーの予想やその信ぴょう性、感情の揺れを見ていくことで得られる場合が多い。

ここで押さえておきたいのは、優秀なインフルエンサーの分析や予想を見ることも大事だが、その逆、つまり以下のような人物や発信、

①いつも予想を外している人の発信

→相場の予測をいつも外す人と意見が一致している時は、自分の判断が正しいか大いに疑わないといけない。

②①ではないが、ある場面で言っている内容が疑問なもの

→優秀な人でも外す。ここは自分で考え判断する必要。結果、内容の疑問解消の過程で納得がいき、自分のレベルが上がることも。

③感情的になっている

→欲望あるいは恐怖に支配された行動は投資の最も危険なもの

と言った人の言動も実は非常に参考になる。大抵、市場は大衆心理の逆を行く。

①にあたる人が、③のように感情的になり行動する、例えば買い増し、売り増しは強欲が出やすい。大きな損切や、長期投資の損切はそもそも判断の失敗に根差しており、恐怖の表出であることが多い。

となれば、市場は折り返し地点を迎えている可能性があることを疑わねばならない。

株はメンタルスポーツなのだ。

今回はそういうところからの嗅覚で、一時的上昇をとらえることができた。おかげで買いで得た利益で含み損の縮んだ買建を解体できたのはうれしい。

野球で打席に立つように、様々な要素を頭に入れて臨まねばならない。それでいて行動は単純で無ければならない。難しい。

捕まった買建もかなり解体が進んでは来ている。全部解消できた時点で、いったいいくら利益を吸われたのか総括して検証し、ほかの投資家の皆さんにも己の恥を、愚かさを、教訓を見てもらおうと思う。こんなもの相場を当てることができなければとっくに退場していたところ。そしてそれだけでは勝てないということがよくわかる。

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