ここからの一週間の投資判断は以下の通り。
①NASDAQ100
投資判断:引き続き下落を見込むため、断続的ショート継続。但し、トレンドライン下限近くに到達した時など、一時的な反発の想定は必要。その場合は買いでついていく。
②日経平均株価
投資判断:トレンド転換の可能性を含む大きな分かれ道に差し掛かっている。為替次第で、下落の可能性を考慮する必要。
所見:まずNASDAQ100は大きな意味で状況に変化はない。先週木曜日の上げは一定のガス抜きとなって、木曜日の最安値更新をめがけてさらに下落は進むとみている。
金曜日は「木金の天井と底の中間地点」を割り込んで下げるなど、半値戻しは全値戻しの格言通り、CPI後のアク抜けというストーリーもほぼ否定されたような状況と考えており、相場は否定という理屈に従って律儀に木曜日の安値を割り込む方向へ流れていく可能性が高い。
しかし、日足終値で見れば、トレンドラインの中で終える可能性が高い。現在、短期のトレンドライン下限は非常に効果的に機能している。
続いて日経平均について。為替介入が行われて以降、上昇トレンドが崩れる気配を見せている。先物は、金曜日の取引終了時点で上記画像中、十字で示した通り今までの上昇トレンドを割り込む位置まで落ちており、米国株も週明け下落するとすれば、そのまま落ちていきそうにも見える。
しかしながら、先週の後半に円安が大きく進んだ中でも介入が無かったことから、円安での安心感で米株と違って上昇トレンドへの復帰もありうる。今が岐路で、ここでポジションをとるのはギャンブルである。せめて方向性がある程度はっきりしてからエントリーする方が良い。
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