現在の損益は118,356円(先々週比‐58,223円、利確後銀行振込の30,937円を含む)です。昨年11月以降の負け込み方は非常に厳しい状況ですね。短期のトレード資産が4分の1まで減少しています。何がまずいのか。何が良かったのか。そして、もし、かつて成功した方法が、通用しなくなっているのだとしたら、その点も考慮しなければ。
なお、本ブログは、1.先週の投資判断の振り返りと反省 2.今週の投資判断の二部構成でお送りします。
1.先週の投資判断の振り返りと反省
①米国株(先週の投資判断でニューヨークダウを選択)
先週の投資判断:上昇の可能性が高いと見込む。インデックスはチャートの形状が一番良いと判断したダウを使用。
結果:今週ダウは週足で大きく下落し、予想は外れた。原因は統計において雇用が強い中、ほかの経済指標が弱いということで、物価上昇が十分鈍化しない中で景気後退が起こる(または起こっている)ことへの懸念がある。
②日経平均株価
先週の投資判断:おそらく10月の安値25,778ラインは割り込むと見る。昨年の安値24,717にはまず迫るものとみており、下げ止まりのタイミングを探り、買いのチャンスをうかがう。
結果:25,778ラインは割り込まず、水曜日の日銀の政策決定会合の結果(緩和継続)を持って株価は耐えた。
③インド NIFTY50
先週の投資判断:拮抗しているが上昇する確率は、米国株が上昇を見込む分だけ、やや高いと見る。
結果:上昇はした。しかしトレンドラインの上に復帰しておらずまだ弱い。
所見:なかなか厳しい。損失拡大の原因は、相場の方向性の弱さ、強弱相半ばする難しい相場で取引を続けたことか。それにしたってわかっていれば対応のしようもあるがその情勢判断が難しい。NASDAQでいえば11月発表のCPIで大きく上昇、してからの弱さに振り回されている。ほかのインフルエンサーの考えを収集する中でも、大きく意見が割れる局面であり、上昇予想の投資家もその発信からは迷いが見て取れるような状況にある。
また、今週は天然ガスの上昇を予測しての買いも行った。火曜日の事である。5日平均線を上に抜け、MACDもゴールデンクロスしたことを確認してエントリーしたが、ものの見事にやられた。化石燃料は既に新規の採掘への投資は政策環境としても難しい状況にあり、いくら暖冬とはいえ、戦争もあってそう安くなるものではないという大局への判断もあったが、結果は失敗。
2.今週の投資判断
①米国株(主にNASDAQ)
今週の投資判断:おそらく、上昇の決定打に欠けることから下落を予想。しかし、下げ幅は限定的で週内にも跳ね返りがあるかもしれない。決算の結果によっては急な変動があるかもしれず、何もせず様子を見る
②日経平均
今週の投資判断:日経平均も日銀の政策決定会合に対する見解が割れており、明確な判断は難しいが、YCCの継続性が新しい担保貸付策により、あると判断して株価は上昇と見る。
③インド株NIFTY50
今週の投資判断:米国と連動し、下落を予想。ただし下げ幅は限定的と見る。
今は手出し無用という気がするので、基本的に何もしない。しかしわかりやすい材料が出てきてそれが相場の方向性を決定づけるならば、そこへ乗っかることは忘れないようにしたい。決算で何かが起こるか。NETFLIXの決算は会員数の増加を持ってその他の数値の悪さを補い、大幅上昇となった。これもなかなか単純ではない。
次回2/2のFOMCに向けては、雇用の強さから粘着質なインフレを警戒しタカ派の決定・会見となるか、景気の減速と判断しハト派となるのか、引き締めが終わる岐路が近いのは間違いないが、それが次回なのか、次々回なのか。わからない上に相場周期が逆業績相場へ流れていけば結局株価は下落する懸念もある。こうなればいっそ早いこと逆業績相場へ行ってくれた方が分かりやすいのだが。先を当てるのが難しければ、その中での動き方も難しい。難しいということは、動くなと同義である。
なお、ウクライナ侵略戦争では、ロシア軍の大攻勢が近いという話もあり、このあたりの情勢も相場に影響を与えてくると見ている。
ロシア軍はゲラシモフ総参謀長を今回の侵略戦争の総司令官に据えた。順当に考えれば、ロシア軍の中でもゲラシモフが敗れれば、後に出てくる人間はもういない。2014年に端を発したウクライナへの侵略は、ゲラシモフ・ドクトリンの成功例とされ、世界的に名声のある将軍である。次回の攻勢にかける意気込みが見て取れる。そしてこれは戦争の終わりが近い可能性をも意味する。もちろん株高になる。だからというわけではないが、ウクライナに自由と平和が訪れる事を切に願う。
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