インド人、勝利のWを描く【先週の振り返りと今週の投資判断】2023年4月第1週4/3-4/7 NASDAQ100・日経平均株価・インドNIFTY50他)CFD

週刊相場動向

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さて、株価が、上がってきた。

先週米国市況を振り返ると、金曜日にはPCE物価指数も順調にインフレ緩和の結果が出て、

もはや金融危機もインフレの再燃も遠のき、

金利もこれ以上はほぼ上がらない。

そしてみてください。このインド株

先週の予想が明確に的中し、インド株はダブルボトムを形成しての上昇。

ホントにいいことづくめ。いよいよ株式にも春がやってきたのだろうか。

先に結論を言えば、今後数か月の見通しで見た場合、上昇する可能性が高い。

ただし、こと米国株に関して言えば現状総楽観に近く、油断は禁物。業績から見れば割高水準。来週も続伸の可能性があるものの、既に短期的な天井は近いのではないかと考えている。

総楽観なら下落という格言はかなり有効だが、コロナワクチンが開発された時のように、長期で見た株式の大幅上昇の転機であれば、

当てはまらない場合もある。今がその「例外」のときかというと、正直、微妙である。金融引き締めのネガティブな影響は累積的なものであり、これからも出るだろう。目先判断を変える事にためらいを持たず、対処していきたい。

米国株は企業業績が伴っておらず、四月後半の決算集中時期には期待が剥がれ落ち、下落に転じる可能性を念頭に入れておく必要がある。

それにしても、SVB倒産以後の米国の金融当局の対応は現時点で見事というほかない。良い方向に予想は裏切られた部分が大きい。

預金の保護、取り付け騒ぎが発生した地銀への貸付。リーマンショックの再来を回避する方法は着々と練られていたのだ。そしてその策は確実に機能した。

ただ、その結果の今としては、株式市場という船は過去の繰り返しではない、新たな世界を進んでいる。

ジム・ロジャーズの言う「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」の格言通り、新たな形での経済危機となるのかどうか。

さて、個別の指標を見ていく。まず長期金利

また抵抗線で跳ね返されている。景気後退が明白に見えるまで、政策金利の据え置きを見越し、ずっとこのあたりの水準を行き来するのだろうか。

次にNASDAQ

いい感じで上がってきている。先週はCFDでこれらの流れに乗って利益を出した。ただし先述の通り、このまま上昇が続くかは懐疑的に見ている。

続いてSP500とNYダウ

市場の明るい雰囲気に見合うほどは回復していない。まだ上昇余地があり、この二つの指標のキャッチアップが来週見られるように感じる。

次に日本株日経平均

なかなか強い。現在の騰落レシオは121.72(買われ過ぎ)、空売り比率は47.1(売られ過ぎ)であり、この空売り勢が振り落とされるまでもう一段は上昇が続くか、というところ。

天井に達した地点から空売りで対応したい。PBR1倍割れの企業への改善要請が出ており、今後の利上げ可能性に対するカウンターとなるのではないかと思う。とはいえ、現状判断としてはレンジ継続ではないかと思う。

続いてVIX

コロナショック以降の大底圏。ただ、この水準をなかなか割らない。低いということはそれだけ上振れ余地があるということ。VIXは油断するなと言っている。

続いて原油と天然ガス

原油は幾分持ち直したか。天然ガスは再び大底圏へ。

株価は調子がいいが、実体経済の弱さもあってか、エネルギーは安い。

今週は以上です。

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