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さて、今週もいろいろあった。どんな時でも、まずは長期金利を押さえるべし。
ご覧の通り、よもやの上方ブレイクである。インフレも収まってきたし、利上げも減速してきたし、という部分の期待と今後の利下げ期待、昨年度の大幅な下落の反動と上げ材料が重なってここまで来たが、そのシナリオに異を唱えたのは今週のADP雇用統計である。予想を超える強烈な雇用の強さ、そして次に来た雇用統計も減速の兆しは見せたが賃金が予想を超えた上昇となり、さらに水を差した。
こうした流れの中で長期金利はトレンドラインを破って上ぶれ。それに従い、日米株価も後述の通り上昇トレンドラインを割っている。
さて、ここからどうなるかが問題である。
結論から言えば、金利についてはこれ以上の上がり目は見当たらないのでは?というのが今の判断である。利上げがあと2回となっていたものが、3回になったところで大きく状況が変わるかと言えば、変わらない。終わりが見えている。
インフレに関しても、落ち着いてきているうえ、中国の景気も芳しくない中ではインフレが高進するのも人件費以外、それほど恐れる状況ではないように見える。
そもそもFRBは雇用と物価の安定が使命なのであって、雇用が落ち着き始め、インフレも収まってきている今、引き締めを積極的に行うかと言えば、懐疑的である。
従って金利もやがては先行性を持って下げ始め、株価は一旦押して上昇を再開する可能性が高い。しかし短期的には横ばいかレンジ相場となる可能性を頭に入れておく必要はあるだろう。季節柄11月までは株価に元気がないシーズンでもある。
以下は個別のチャート
SP500 そんなに弱くはない
NYダウ ダブルトップ気味。年初からずっと弱く、しばらく低迷の公算高め。
NASDAQ100 わかりやすく上昇トレンドラインを割っており、短期調整を示唆。トレンドライン復帰を試し、そこで結果がどうなるかで投資判断を売りか買いか決めればいいと思う。同時に25日移動平均線(赤い線)を割るかどうかも、一つの節目で、日足レベルで割ると悲観に傾くだろう。ちなみに、昨年3月の天井でダブルトップのような形勢で下落に転じているのも気にはなる。
VIX 乱高下。一定の上昇を見せている。
次に、日本株。
日経平均 トレンドラインを割ったため、微益撤退。こちらも一度トレンドライン復帰を試してどうなるかに注目。現在底に25日移動平均線も重なっており、抵抗強いか。復帰しなければ落ちていく可能性が高い。
ただ、これらの動きを受け、円高になっており、一旦日銀の為替介入などは思惑含め遠のいたように見える。
インド株 まだそこまで悲観的な状況ではない。
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今週は以上です。
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