それでは今週も、必ず押さえるべき、米長期金利から行きましょう。
その前に。
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さて、米長期金利。
見ての通り金利は大幅上昇。理由はフィッチの米国債格付けが格下げとなったことである。
急激な金利の上昇であったが、金曜日の雇用統計の結果を受け下がった。以下はバフェット太郎氏のまとめ。
原因は材料出尽くしや非農業部門雇用者数が予想を下回ったことなどが原因か。とはいえ、逆相関のはずの米株価はそこから大きく乱高下。最終的には大きく下げたところで終わっている。悲観論が勝つにあたってはアップルの決算が期待外れに終わったことも要素としては大きいか。
このあたり、原因を探すというより、市場が何に原因を求めているかを把握したいところ。
前回10年ほど前に米国債の格付けが下がった時には米国債が売られ金利は上昇し、米国株は10%ほど下落した。
しかし結局、米国債以上の安定した商品もほかになく、混乱は長く続かず元の鞘に納まった。だから、今回の株安が国債の格付け引き下げによるものならば、前回の免疫も手伝ってそう長くは続かない。しかし、市場の注目が別のところにあるならば話は別である。
総じて方向感の不明確さから、相場は荒れやすく、今はエントリーを極力控えた方がいい。
以下に個別のチャートを見ていくが、先に今週のイベントを見ておく、以下は池田伸太郎氏のまとめてくださったカレンダーである。
注目は木曜日の米CPIと金曜日のPPI。ここで方向感が出るか?
次に個別のインデックス。
SP500 25日線を割り込み、形は悪い。次の節目は50日線のある4430あたりか。あっさり割り込むようだと、相当旗色が悪い。
NYダウ まだそこそこの高値圏にいるが、下げ止まりの気配は今のところない。比較的金利の影響を受けにくいので、大きく下げない期待もあるが。
NASDAQ100 とっても不吉なダブルトップを形成し、昨年夏の天井あたりまで下がってきた。
VIX 動意づく。今週のCPIやPPIの結果次第で更にはね上げる可能性はある。VIXショートはリスク高い。
次に、日本株。
日経平均 先物迄含めたチャートではあるが、7月前半につけた安値を割り込み、金曜日にはその戻りを否定したような格好になっている。NASDAQと同様、チャートの形は悪い。
先週は日銀の買いオペが二回あり、YCCの柔軟化が金融緩和縮小を意味しないという明確なメッセージが出された。
にもかかわらず弱いのはやはり米国株の下落の余波だろう。加えて、先週のブログで指摘していた空売り比率の高さは、月曜日中に急速な解消を見せ、現在は空売り比率41.6とやや低い。
次にインド株 やや日本株と同じような株価の動きで、上昇トレンドへの戻りを否定した格好となっており、同様に弱い。
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今週は以上です。
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