それでは今週も、必ず押さえるべき、米長期金利から行きましょう。
その前に。
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さて、米長期金利。
トレンドラインを一気に突き破っての下落。歴史的な動きに見える。
一応、先週までの状況がこれ↓
この一週間がいかに劇的であったかが一目瞭然である。先週もさまざまな出来事があったが、決定的な出来事としては、二つ。水曜日FOMCでの利上げ打ち止め示唆、そして、金曜日にこれまで強い数字を出し続けていた雇用統計での雇用の鈍化が明るみになった事だろう。
先週言っていた一つの可能性、「下落はただの季節性の押しであって年末には株高で終える」となるかは、後に触れる各インデックスにおける現在の下落トレンドラインを脱するかどうかではっきりするだろう。少なくとも現在の逆業績相場の株価の震源地である長期金利はトレンド転換したというほかない。
今後まず懸念すべきは、やや時間差をもって訪れる、「国債の暴落による銀行の倒産」が止まらない状況となるかであろう。今年度前半の銀行大型倒産はまだ記憶に新しい。そして、企業決算や短期長期の債券イールドカーブが元に戻るとき、市場は株価下落に向け動揺するものとみられる。
【イスラエルとハマスの紛争について】
地上戦が始まっているが、これは市場の織り込みが終わっているのであまり株価などへの影響はなかった。今後、イランの参戦などがあると大きな騒動になるだろうが、早く収束し、パレスチナ人国家の建設承認まで包括的にできればいいのだが。さもなくば永遠に終わらない。
次に今週のスケジュール。以下の通り池田氏が分かりやすくまとめてくれているが、今週はあまり大きなスケジュールは無い。
それでは各インデックス。現在、NASDAQ100を大きくロングしている。
SP500
200日線をしっかり超えて来た。チャートパターン三空踏み上げが成立しており、すこし落ち着く、または調整の可能性あり。買い方も短期トレードならばここで無理せず利確が妥当か。利上げの終了という相場の転換点にあるともいえる状況であり、利確するか悩ましい。浅い押しを経て再上昇開始というシナリオがあり得そうではある。
NASDAQ100
こちらはCFDのチャートを使っているため、窓が無いように見えるが、NASDAQも同じく三空踏み上げである。
NYダウ
いい感じのW字を形成して上昇を始めた。上昇余地という点ではある意味SP500やNASDAQより期待できそうにも見える。
日経平均
下落トレンドライン上限を突き破ったか・・・?というところ。しかし、日本株はそこで逆指値を狩りつくしての下落が常なので、もう少し様子を見た方が良い。空売り比率は先週明けの54.3という記録的高さから40.7まで下がっており、空売りパワーの充電はできていることに注意。
インドNIFTY50 おおむね米国株と歩調を合わせて上昇と思いきや、やや弱い。資金が米国側へ流れている可能性がある。
VIX きれいに下げているがまだ少し高い。下がり余地あり。
今週は以上です。
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