それでは今週も、必ず押さえるべき、米長期金利から行きましょう。
先週はCPIの過去の値の調整発表等もあったが、概ねインフレ鎮静化方向ではあった。しかし、一方で先週の決算発表が概ね好決算でもあったこともあり、金利は上昇(利下げが遠のいたからか)これは好悪半ばする金利上昇ということなのか、金利は上昇し、株価も上昇。SP500は5000を突破した。
今後、週足レベルの上昇トレンドがいつまで続くかはまだ見えないが、頃合いから行けば調整はさすがにそう遠くない未来とはいえるだろう。既に個人がショートのポジションを多く持ち始めているという話もあり、これらが焼き尽くされた後ぐらいかもしれない。今週のCPI発表後か、2月の終わりごろか。
次に今週のスケジュール。池田氏がきれいにまとめてくれている。今週は日本時間火曜日夜に米CPI、その後も木曜日夜に米小売売上高があり、株価を動かす要素となろう。
それでは各インデックス。現状ポジションはVIXロングは続行。NASDAQ100は先週の中で分足のスキャルピングをやって数日もって金曜下落時に利確。そこそこの値幅が取れてしまった。2022年のサマーラリーのように、いいニュースが出た瞬間が上昇の天井なんてこともあり、それを警戒したが、金曜日中にはさらに大きく上昇して引けている。
大局としては上昇継続、とはいえ、過熱感が気になる。既に恐怖強欲指数は78まで来ており、まだ上昇の可能性は確かにあるのだが、こういう時はできるだけ取引を絞り、いつもよりさらにロットも抑えるよう心掛けたい。
なお、各チャートの黒い線が2021年の最高値である。先週米株は3指数すべてがその上に上昇したと申し上げたが、訂正でNASDAQ総合はまだのようだ。上昇をけん引するM7とその他の格差がかなりある。循環物色でそれらに日が当たっていけば本格的な上昇相場と言え、これをまだ余力ありと見るか、続かない上昇とみるか。景気が強い以上、前者の可能性がやや高いとは思う。ただ短期では、そろそろ調整があってもいい時期に差し掛かりつつある。
SP500 なかなか良い形での上昇。少し25日移動平均線との乖離が気になる程度。
NASDAQ100 ずっと引っかかっていた青のトレンドラインを突破。その動きだけでいえば、ここからもう一段上昇というところ
NYダウ 順当。上昇力がやや弱含みとも見えるが、まだ不穏な感じではない。
日経平均 非常に強い。新高値の手前で一度は試練が来るかというところだが、今のところその兆候なく、むしろトレンドラインを突破してさらに上に行く構えを見せている。
インドNIFTY50 ダブルトップ風味。今どっちに行くか決めかねている様子に見えるので、手出しは無用か。あくまで可能性だがやや下落優勢に見える。
VIX 下値を切り上げ確実に潮が上がってきつつある。今週は買い増しチャンスをうかがってもいい。
今週は以上です。
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